今月の話題
本学院におけるCAI助産婦教育システムについて
岡本 喜代子
1
,
長濱 博子
1
,
鈴本 さゆり
1
,
大野 知代
1
,
竹村 喬
1
,
山口 郁代
2
,
李 渚
2
,
玉田 みのり
2
,
足立 孝子
2
,
宮本 りか
2
,
河村 徹郎
3
1大阪府立助産婦学院
2CAI助産婦教育システム研究会
3大阪府立母子保健総合医療センター
pp.317-325
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207112
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はじめに
近年,高性能のパーソナルコンピュータの出現に伴い,教育の分野におけるコンピュータ利用が検討されつつある。中でも,CAI(Computer Assisted Instruction)は個人の特性・能力に応じた効果的な教育方法として注目を浴びている。
一方,年々進歩する医療に対応して,助産婦にも多くの専門知識に基づいた高度の判断能力が要求されてきている。1年という限られた助産婦教育のなかで膨大な知識・情報を系統的に整理し,判断能力を養成することは容易ではない。また,臨床実習場面では,危険を伴う状況のために実習内容が制限されることも多い。これらの問題を解決するには,コンピュータの特有の機能を生かして教育と臨床の橋渡し的役割を果たすCAI助産婦教育システムが有効であると考えられる。
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