連載 助産婦職能の変遷を探る・20
マチソン氏の構想による「母親学級」
大林 道子
1
1東京女子大学短期大学部
pp.72-76
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207056
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マチソン氏が助産婦の再教育以上に力を入れた仕事は,助産婦による妊婦の保健指導,すなわち"母親学級"の実施であった。
母親学級については,前にも述べたように,瀬木三雄氏がドイツで全国に母の学校が設立されていて,それはわが国の講習会のようなものと紹介しているし,アメリカ合衆国でも,そのテキストが発行されているから,それ以前からこの試みが実行されていたにちがいない。
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