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本誌に連載の「田中志ん物語・終りなき旅」が単行本『一万人の産声を聴いた』(新潮社刊)になりました
高木
pp.774
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206955
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本誌に‘82年7月号から’84年3月号まで21回にわたり,島一春氏によって連載された「田中志ん物語・終りなき旅」が,このほど新潮社から『一万人の産声を聴いた』というタイトルで刊行されました。読者の方々からは連載中にも単行本化への希望の声をいただき,編集室としても肩の荷を降ろした思いです。
なんといっても田中志ん氏は助産婦諸姉のシンボル的存在。編集部の私(高木)も初めてお会いしたときから,傑出した,それでいて素朴な人柄に魅せられ,どうにかしてこの逸物の存在を一人でも多くの助産婦に知らせたい,後の人々のためにも残しておきたい気持でいっぱいとなりました。幸い,当時評判となった『産小屋の女たち』(健友館刊)を読ませていただき,その"お産"に対する深い哲学に感銘を受けていました作家島一春氏の知遇を得,田中志ん物語の執筆を依頼することができました。
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