助産婦外来を設置して—産科医師よりの提言

　日本看護協会京都府支部の会員実態調査で，「助産婦業務を行なっているのに看護婦として採用されている」問題が明らかになり，私たちは，助産婦職能の業務権および責務を再確認する必要を痛感した。本稿は，その活動の一環として，昭和60年度日本看護協会京都府支部助産婦職能集会において行なわれた特別講演の要旨である。助産婦外来の本質的な役割をとらえ直す一助となれば幸いである。