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特集 マタニティーブルーと産褥期うつ病の臨床
産褥期不定愁訴症候群—アセスメントと援助
Postpartum Blues: Assessment and Intervention
内山 芳子
1
,
押尾 祥子
1
,
Nancy R. Hazle
1聖路加看護大学
pp.611-616
発行日 1985年7月25日
Published Date 1985/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206685
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本稿では,産褥期不定愁訴症候群について検討を加え,この現象を理解するための理論的枠組みを提示した。危機介入と健全な対処行動についても検討した。母親への適応に関する概念モデルでは,医療従事者がいかに家族を援助して,その成長への可能性を高めたらよいかを図示した。表には産褥期によくみられるストレス因子を列記した。産後の不安定な時期を通じて,助産婦はどのように家族を援助できるか,また,現行の保健医療システムが産褥期の継続ケアをいかに困難なものにしているかについても論じ,助産婦が活用できる援助方法やその手段を示した。
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