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今月の話題
[海外文献紹介]正常分娩における会陰切開
Episiotomy in Normal Delivery
Jennifer Sleep
pp.516-522
発行日 1985年6月25日
Published Date 1985/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206666
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はじめに
出産は助産婦が特権的に共有できる崇高な美と喜びの瞬間といってよい。この感動は,母親と助産婦の信頼に満ちた関わり合いから生まれるものである。母親は,自分や自分の子供の最大の利益を考え,最高水準のケアを提供してくれるものとして,助産婦を信頼する。この好ましい関係は永く記憶に残るもので,母親は自分の子供をとり上げてくれた助産婦を決して忘れないはずである。
助産婦は,正しい,科学的な根拠に基づいて実践するという専門職としての責任をもって,この信頼に応えていかなければならない。ところで,200年以上にわたって分娩時に行なわれてきた,そして現在でも全分娩数の約50%に行なわれ,しかもこれまで適切な評価をうけたことのない1つの処置がある.それが会陰切開術である。
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