特集 心疾患合併妊娠
心疾患合併妊産褥婦の看護管理
松村 八十三
1
1三井記念病院産婦人科
pp.123-126
発行日 1985年2月25日
Published Date 1985/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206592
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,心臓外科領域の進歩によって,心疾患を有する婦人が,心臓手術を受けることによって,従来は困難と考えられていた妊娠・分娩・産褥を無事経過し,健康な家庭生活を営むというようなことがあまりまれではなくなってきた。同時に,心疾患に対する管理や看護の技術的向上も相まって,今後さらに心疾患合併妊娠の頻度が増加する可能性があり,助産を主とした看護職にとっても,その看護に対する心得は今後いっそう必要とされる。
ここでは心疾患合併妊婦に対する妊娠中の保健指導と,分娩・産褥期における看護の要点について述べることにする。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.