連載 ペリネータルケア・24
周産期医療と看護の今後の課題
竹内 徹
1
,
横尾 京子
2
1大阪府立母子保健総合医療センター
2大阪府立母子保健総合医療センター周産期2部
pp.981-984
発行日 1984年12月25日
Published Date 1984/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206555
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はじめに
近年の進歩した周産期医療や看護を考える場合,次の3つの時代的な変化を無視することはできない.すなわち,
(1)現代は人為的に受胎が調節されたり成立する時代であること,(2)高度技術が医療に導入されて子宮内の胎児の形態ないし解剖学的な構造はもちろん,生理・生化学的機能からさらに行動学的評価まで可能となってきたこと,またそれを映像化できること,(3)出産が家庭から施設とくに病院という環境に移ってしまったこと,などである.これらのことを考慮して,最終回は周産期医療と看護の今後の課題を概略の形で述べるものである.
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