特別記事 スウェーデンの助産婦事情をきく
助産婦の主体性が支える継続ケア
M. クロッファー
1
,
宮里 和子
2
,
稲岡 文昭
2
1Danduid病院
2国立公衆衛生看護学部
pp.874-880
発行日 1984年10月25日
Published Date 1984/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206535
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スウェーデンの妊産婦死亡・周産期死亡が世界有数の低水準を保っていることはよく知られた事実です。優れた妊産婦管理がその背景にあることはいうまでもありませんが,その中心にあって保健指導に当たっているのが助産婦です。妊娠から分娩直前まで,同一の助産婦が継続的に妊婦をケアするスウェーデンのシステムは,今後の日本の助産婦活動を構想する上で豊かな示唆を与えてくれるものと思われます。クロッファーさんの来日を機に,宮里先生・稲岡先生にスウェーデンの助産婦事情をうかがっていただきます。
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