産科内分泌学入門・10
行動とホルモン—性ステロイドホルモンと女性の性行動について
安水 洸彦
1
,
加藤 順三
1
1山梨医科大学産婦人科
pp.60-64
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206385
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今回から,2か月にわたり「内分泌学的行動学」について語ることにする。「産科内分泌学」とどういう関係があるのかとの詰問もあることは重々承知している。とくに,前回は「内分泌学を知るためには不可欠!」などと開き直って,「ホルモンレセプター」というテーマを特集したばかりである。せめて今回は胎児-胎盤系などという,まさに産科内分泌学らしいテーマについて話すべきだったかとは思いつつ,最近の精神内分泌学の進歩をみるにつれ,使命感のようなものが湧いて来てしまう。またまた弁解気味の滑り出しになってしまった。
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