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第19回ICM大会講演翻訳シリーズ 最終回
遺伝学にみる最近の進歩と問題点
Recent Developments in Genetics with Special Reference to Serum Alpha-fetoprotein Screening,and the Problems and Ethical Issues of Genetic Counselling
C. Berry
,
渡部 尚子
1
1埼玉県立衛生短期大学
pp.842-848
発行日 1983年10月25日
Published Date 1983/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206324
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1940年代の後半,遺伝相談が初めて世に紹介された当時,夫婦は先天異常児ができる危険を告げられると,その危険を承知の上で妊娠するかどうかを決めました。もし,危険があまりにも高いと思われると,それ以降の妊娠は諦めなければなりませんでした。しかし,今日,遺伝カウンセラーが当事者夫婦とよく話し合うことによっていくつかの他の選択があり,それによって多くの人々が以前より容易に自分たちのとるべき道を前途に見出しております。その一方で,新しい出生前診断の技術は,優に妊娠中期に入った両親を極度の緊張にさらし,しばしば非常に苦しい決心をしなければならないような状況をもたらしております。
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