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CTスキャナの解像力—最近の進歩と問題点
Recent Advance of the Resolution in CT Scanner
松井 孝嘉
1
Takayoshi MATSUI
1
1帝京大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, School of Medicine, Teikyo University
キーワード:
Spatial resolution
,
Contrast resolution
,
Low contrast resolution
,
Noise
,
Partial volume
Keyword:
Spatial resolution
,
Contrast resolution
,
Low contrast resolution
,
Noise
,
Partial volume
pp.841-846
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436201034
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はじめに 1970年初頭の実用的CTスキャナの開発以来,CTスキャナの進歩は日進月歩であり,筆者も,初期のCTスキャナ開発を行っていたが,当時を振り返ってみるとわずか6,7年の間に,隔世の感がある.CTの画像は見違えるほど良くなり,初期の頃,驚異の目で見られていたCTスキャナは,すでに過去のものとなり,製造中止となったスキャナの数も多い.
それでは,CTスキャナのどの部分が,どのように変わったのか.たとえば,コンピューターをフルに使って即座に而積を求めたり,ある部分の平均X線吸収度値を求めたり,という使い易さの面での改良や,検査時間が約4分であったものが,今では数秒,最も早いものでは1秒まで,さらに,米国では1/20秒のスキャナさえ開発されている.その他,画像の精度も,見違えるばかりに良くなっている.
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