連載 ペリネータルケア・8
正常新生児の日常的ケア—そのトピックス
竹内 徹
1
,
横尾 京子
2
1大阪府立母子保健総合医療センター
2大阪府立母子保健総合医療センター周産期2部
pp.621-624
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206281
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新生児にとって生後数日間ないし数週間は胎外生活への生理学的適応期間であり,この間に看護婦がどのように対応しケアするかは非常に重要なことである.とりわけ,継続的な観察の重要性については各時期に応じて反復既述した.観察以外に,看護婦は両親とのコミュニケーションをよくし,面接や指導場面などを通じて,両親が子どものニーズを理解し,保育を楽しい課題としてうけとめ,その方法を習得できるように配慮することが重要である.さらに,親子関係の形成の基点としてふさわしい環境と雰囲気を提供できるように努めることも大切である.今回は,日常的ケアについて述べるが,特に,新しい考え方が導入されている感染予防と感覚刺激に重点をおくことにする.
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