特別寄稿
オーストラリアの産科医療をかいま見て
洲脇 絢子
1
1京都市立看護短期大学
pp.202-208
発行日 1983年3月25日
Published Date 1983/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206194
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カトリック・ナースの一員としてオーストラリアを訪問
1982年3月28日から4月2日までオーストラリアのメルボルンで第12回カトリック看護国際会議が開催され,私もカトリック・ナースの一員として出席の機会を得ることができた。そして会議の一環として4月5日にはシドニーのウイメンズホスピタルの見学もできたので,その概要を述べたいと思う。
オーストラリアは天災はほとんどなく,治安も世界一といってよいほど安全が保障され,日本の20倍もある広大な土地に人口は約1,500万人という少なさだが,天然資源には恵まれた国である。しかし,一日のうちに四季を経験することができるといわれるほど,気候の変化の激しい地でもあり,我々もその変化に対応するのが大変であった。
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