特集 仮死新生児の看護
仮死新生児看護の注意点—医師の立場から
大崎 逸朗
1,2
1神奈川県立母子保健センター
2神奈川県立こども医療センター・新生児科
pp.813-820
発行日 1982年10月25日
Published Date 1982/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206099
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仮死をめぐる管理について以下4つの段階に区分して考える。①出生時仮死の対策,②新生児仮死にひきつづく生後早期の異常とその対策,③退院にむけて,④長期的な管理。
①については妊娠中からのリスクの評価や予防が発達した現在も,仮死は分娩からきりはなせないもので,常に対応できるよう備品の整備と手順に習熟しておくことが大切であること,②〜④については,仮死はその後さまざまの異常を起こし得る出発点であり,慎重な管理が必要で,決していたずらに様子をみていてはならないことを強調したいと思う。
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