特別寄稿
研究の仕方とまとめ方
品川 信良
1
1弘前大学医学部産科婦人科学教室
pp.480-488
発行日 1981年7月25日
Published Date 1981/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205871
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I.はじめに
約3年前に私は,雑誌『看護教育』(19巻6号および7号)に,「研究のまとめ方と発表の仕方」と題する解説的な論著を,掲載させていただいたことがある4,5)。幸いあの論著は,看護教育関係のかたがたの間では,かなり広く読まれたらしいが,掲載されたのが『看護教育』であったためか,助産婦(教育)関係の人びとの間ではあまり読まれていないらしい。読む読まないは当人たちが決めることであって,はたからとやかくお節介をやくべき筋合いのものでもないが,その後になって,「あれも書いておけばよかった」「これも書いておけばよかった」というようなことがいくつか出てきたので,補足的な形で本稿をまとめ直してみた。なお本稿は,去る昭和56年4月17日に,弘前大学医療技術短期大学部の助産学特別専攻科学生に対して行った私の講義の要旨である。
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