今月の主題 酸塩基平衡の異常
臨床での酸塩基平衡異常
新生児および未熟児
三上 一郎
1,2
Ichiro Mikami
1,2
1昭和大学医学部・小児科
2現 亀田総合病院・新生児・未熟児センター
pp.834-837
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219030
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新生児・未熟児は,hypoxiaに対しては成人に比べ比較的強い適応能力を有しているが,腎と肺,とくに腎によるH+調節能力が未発達であり,かつ制限を加えられることが多いため,酸塩基平衡異常は成人に比べて程度が強く,また急速に進行することが多いので,正確な診断と迅速な対応が必要となる.
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