最近の外国業績より
新生児・未熟児
日本医科大学小児科学教室
pp.1951-1954
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000707
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背景:経鼻的持続陽圧換気(nasal continuous positive airway pressure:nCPAP)は,呼吸障害を伴う新生児に対する標準的な非侵襲的呼吸補助法であり,生後早期から使用することにより,挿管管理やサーファクタント投与を回避できることもある.しかし,鼻損傷や,ケアに時間と技術を要するなど,デメリットも指摘されている.一方,高流量経鼻カニューレ療法(high-flow nasal cannula:HFNC)は,鼻損傷の軽減,使用の簡便さがメリットであり,近年広く使用されるようになってきた.しかし,生後早期から使用した場合,nCPAPと比較し有効であるかについて示された報告は少ない.
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