助産婦事典
妊娠とアルコール
新美 洋一
1,2
1町立三国病院産婦人科
2日本アルコール医学会
pp.185-190
発行日 1980年3月25日
Published Date 1980/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205682
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1.はじめに
酒は百薬の長とたたえられ,また太古より淘汰されつくして残った天与の良薬とされて,人類と共に長い歴史を有することは言を俟たない。
近頃,例えば焼いた魚の焦げた部分やワラビの発癌性が指摘され,身近な食品にも安全再検討の気運が盛り上がっているが,これは,食品添加防腐剤として繁用されてきた過酸化水素の最近の使用中止の動きを鑑みても,自然の成り行きであろう。
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