特集 ここが知りたいアルコール性肝疾患―お酒と肝臓の上手な付き合いかたとは?
アルコールの基礎知識と対策
アルコールを取り巻く環境―アルコール代謝を含めて―
横山 顕
1
1国立病院機構久里浜医療センター臨床研究部
キーワード:
アルコール代謝
,
遺伝子多型
,
アルコール依存症
,
肝障害
,
癌
Keyword:
アルコール代謝
,
遺伝子多型
,
アルコール依存症
,
肝障害
,
癌
pp.1066-1069
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000936
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Headline
・日本では欧米に比べるとアルコール依存症患者が少なく,飲酒に寛容な社会であるが,アルコール問題の発症者には偏見など厳しい環境がある.
・適度の飲酒は健康によいという考えは疑わしくなり,少量から飲酒量の増加ともに健康問題のリスクが高まるというエビデンスが増えている.
・アルコール代謝酵素(ADH1BとALDH2)の遺伝子多型がアルコール依存症・肝障害・癌など多くの飲酒問題のリスクに影響している.
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