特別企画 未熟児医療と看護
助産婦事典
ハイリスク新生児の長期予後
藤井 とし
1,2
1東京都立築地産院小児科
2東邦大学
pp.833-837
発行日 1979年12月25日
Published Date 1979/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205643
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1.ハイリスク新生児とは
母体の妊娠・分娩の異常,出生時の異常などの事由(表1)により,新生児罹患・死亡が高く,長期予後をみても障害を生じる危険が高いため,特別の養護を必要とする新生児を,ハイリスク新生児と呼んでいる。
特別な養護・治療を必要とし,長期予後からみて注意する新生児疾患は,新生児仮死,極小未熟児,髄膜炎などの感染症,高ビリルビン血症,頭蓋内出血などであり,症状としてはけいれん,無呼吸発作などがある。
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