書評
人間学的分娩管理の発展を—『母と子のきずな──母子関係の原点を探る』を読んで
小林 隆
1
1日本赤十字社医療センター
pp.749-751
発行日 1979年11月25日
Published Date 1979/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205627
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最近(1976)アメリカで出版され各方面から注目をあびている原本"Maternal-infant bonding, the impact of early separation or loss on family development"の日本語版が"母と子のきずな—母子関係の原点を探る—"という書名で完訳出版されたことは以下述べるような観点から誠に意義深く喜ぶべきことである。ここに何よりもまず訳者の淀川キリスト教病院の小児科部長・竹内徹氏および同精神科部長の柏木哲夫氏が本書に意欲的にアプローチされたことと,その訳出の労に対し心から敬意と祝意を表したい。この本は今後のわれわれ産婦人科医にインパクトを与えずにはおかないからである。
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