特別企画 母乳哺育指導の新たな胎動
当院における母乳哺育指導の実際
褥婦のニードに応じた母乳哺育確立をめざして—鹿児島大学医学部付属病院産婦人科病棟
神前 喜代子
1
,
竹内 米子
1
,
久永 房子
1
,
徳永 雅子
1
,
坂口 廣子
1
,
池田 幸江
1
,
平城 直子
1
1鹿児島大学医学部付属病院産婦人科病棟
pp.687-690
発行日 1979年10月25日
Published Date 1979/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205613
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1.はじめに
近年,母乳栄養の重要性が再認識されるようになってきた。当院においても,母乳哺育推進へ向けて昭和49年9月の病院移転を契機に,母児同室制を導入し,また,従来母乳量の不足を人工乳で補充していたものを,昭和51年5月からは5%糖水,または,もらい搾乳で補うように変更した。
ところが,昭和53年10月,分娩部の発足に伴い急激に分娩件数が増加し業務も繁雑となり,哺育指導についても十分なことができない現状であった。
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