研究・調査・報告
私設無料の安産教室を開いて
南波 悠紀子
1
,
桜木 和子
1
1京都市立病院
pp.548-551
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205588
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1.はじめに
われわれの勤務する京都市立病院では母親教室をやっていない。何度も出ては立ち消えになっている。今回も6年前から看護スタッフより持ち出され,企画し,準備したにもかかわらず,病院側の種々の事情で開催寸前まで行ってはつぶれてしまうことのくり返しである。看護スタッフの力ではどうにもならないことに業を煮やした私たち2人は,病院外で個人的に安産教室を無料で開いて1年8か月が経つ。最も苦労したのは出席者集めであって,平均1回出席者数は3.6人である。
全国でも珍しいと思われる私設無料の安産教室の報告をして何かの参考になれば幸いであり,また関係者の批判を抑ぎたいと思う。
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