特別企画 積極的な妊婦管理と自然分娩=Part・Ⅰ
研究・調査・報告
安産教室に積極的に取り組んで—点数化による効果判定
堀田 初江
1
1長崎大学医学部付属病院
pp.256-259
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205531
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1.はじめに
すべての妊婦が安心して妊娠,分娩,産褥各期を過ごせるよう援助することが産前教育の目的である。なかでも妊産婦体操は,分娩に対する不安を取り除き産痛緩和に役立つと言われ,多くの施設で妊産婦体操を取り入れた産前教育が行なわれている。
当院でも従来より「母親学級」として取り組んでいるが,このたび,妊娠,分娩両期の指導を強化し,妊婦の分娩に対する不安を取り除くことがいかに安全分娩につながるかを知りたいと考え,妊婦のニードの最も大きい妊産婦体操を中心とした「安産教室」を取り入れた。
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