米英の助産婦教育と活動
アメリカの助産婦活動(3)
新道 幸恵
1
1弘前大学医療技術短期大学部専攻科(助産学特別専攻)
pp.484-490
発行日 1979年7月25日
Published Date 1979/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205578
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6.公衆衛生機関に勤める助産婦の活動
アメリカの公衆衛生機関に勤める助産婦は各公衆衛生機関の有しているHealth Centerでのクリニック活動(妊婦,褥婦,家族計画)等のクリニックに重点をおきながらも,産婦管理,分娩介助,褥婦管理,出生直後の新生児の世話等,病院内での活動も行なっている。そしてそれらの業務を通して,保健指導をも積極的に行なっている(アメリカの助産婦活動(1):助産婦雑誌,33(4),p.63-68参照)。
助産婦を採用して「助産婦業務」をさせている"公衆衛生機関"の全てが,共通の組織,役割,活動を有しているかどうかについて,私自身十分には理解していない。それゆえに,私の見聞した"公衆衛生機関に勤める助産婦の活動"が,米国のその分野においては一般的なものであるか否かはわからない。このことをお断りした上で,私が調査する機会を得たMIC-FPの助産婦活動の実際について,その機関の機構や機能等を簡単に紹介しながら述べることとする。
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