研究・調査・報告
妊婦管理についての考察—妊娠経過図表使用による
小木曽 みよ子
1
,
大矢 揚子
1
,
加藤 京子
1
,
加藤 由美子
1
,
藤村 幸代
1
,
古田 宜子
1
,
松原 美知子
1
,
山崎 静子
1
,
山本 和代
1
1名古屋大学医学部附属助産婦学校
pp.293-302
発行日 1978年5月25日
Published Date 1978/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205376
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1.はじめに
母子保健業務にたずさわる者の重要な任務の1つとして,母児がともに健全な状態で分娩にのぞむことができるよう,その妊娠期間を健康で安全に過ごすことを指導し援助することがあげられる。
最近,妊婦管理に妊娠経過図表(プレグノグラム)をとり入れた方式で行なっているところが多くなっているようであるが,それは健康診査の所見,計測値,検査結果等の一定部分を図表化することにより,それらを連続的なものとして把握でき,妊娠経過が病的な状態へ移行するのを速やかに発見し,予防することが可能なためと考える。
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