研究・調査・報告
肥満妊婦の妊娠・分娩と妊婦栄養指導についての一考察
鈴木 晴了
1
,
竹原 真奈美
1
,
辻 幹子
1
,
中谷 圭子
1
,
高濱 英子
1
,
下里 直行
2
,
西川 義雄
2
1奈良県立奈良病院附属看護専門学校
2奈良県立奈良病院産婦人科
pp.523-528
発行日 1987年6月25日
Published Date 1987/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207161
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はじめに
今日,わが国の経済は高度成長を遂げ,生活環境,とりわけ食生活は,質的にも量的にも著しく向上した。このような社会経済的な状況の変遷に伴って,疾病構造も大きく変わり,今日では栄養素摂取過剰による弊害,すなわち肥満や成人病の増大,小児肥満などが重要視されるようになってきている。
これら疾病構造の変化は,必然的に妊産婦にも波及し,肥満妊婦,糖尿病合併妊婦の増加など周産期管理における新たな問題が提示されている。
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