特別企画 よい乳を助産婦の手で/桶谷式乳房治療手技
施設レポート・4
桶谷方式で母乳栄養の確立に取り組む—長野・昭和伊南病院産科の助産婦たち
西村 まさ乃
pp.424-426
発行日 1977年7月25日
Published Date 1977/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205233
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私たちの勤務している昭和伊南総合病院は,長野県伊那谷のほぼ中央,天竜川に沿った駒ケ根市にあり,ベット数は270床であります。産婦人科病棟はそのうち20床,助産婦は5名,看護婦は7名,それにヘルパーが1名の計13名で,月25例から30例(昭和51年度)の分娩を扱っております。なお,医師は昭和49年4月より常勤でなく,パートとなっておりました。
このような看護体制のもとで行う新生児の栄養法は,母乳栄養が第一と思いながらも乳汁分泌などに特に積極的な方法もとらず,乳房マッサージも従来の方法を必要に応じて行う程度で,ほとんどが混合栄養となっておりました。
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