この本、いかがですか?
にっぽんの助産婦―昭和のしごと
小田切 房子
1
1(社)日本助産師会埼玉県支部
pp.343
発行日 2009年4月25日
Published Date 2009/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101419
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
戦後の多産の時代に活躍された助産師たちが高齢となり次々と世を去られて行くなかで,先輩の助産師からの聞き取り調査の必要性を痛感された日本助産師会の岡本喜代子副会長が,出産情報紙『リボーン』の編集部の方々にその調査を依頼し,これを受けて,昭和の時代に活躍した24人の助産師からの聞き取り調査をまとめた資料集が本書である。
聞き取り調査の対象となっている24人の助産師は,北海道から沖縄まで,全国の農山漁村や東京・大阪などの都市までを網羅している。年齢はインタビュー当時で大半が80歳代であった。平成20年では多くの方が90歳以上になられ,すでに他界された方もおられる。20歳から40歳代の助産師は職業人として一番エネルギッシュに活動ができ,1人の女性としても妊娠・出産・育児と人生の課題に直面し,その対応に追われる時期である。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.