研究・調査・報告
産褥復古に関する2,3の検討
金 栄子
1
,
山田 弘子
1
,
諸星 とく子
1
,
綿引 ナミイ
1
,
小原 千代子
1
,
千代 延美子
1
,
宮川 まり子
1
,
橋本 和子
1
,
梅本 つぎ
1
,
長田 クニ
1
1小田原市立病院産婦人科
pp.105-110
発行日 1976年2月25日
Published Date 1976/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204992
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1.はじめに
産褥は妊娠時の変化の退行的変化,すなわち,子宮復古,腹壁弛緩の改善と,進行的変化,すなわち乳汁分泌現象がスムースに行なわれている期間であり,その管理は極めて重要である。しかしこの点は従来とかく等閑視され,自然放置されていた。また,最近の社会的背景の中では,私たち医療従事者はもとより,患者側からのニードにより,医療の質的向上とともに極めて注意深いナーシングが必要となっている。
私たちは産褥管理について検討中であるが,今回産褥復古における種々の因子の正常限界を検討し,さらに,正常復古に与える種々な要因を分析し,産褥看護の向上を計ることを目的とした検討を行なったので報告する。
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