研究・調査・報告
周産期死亡に関する諸因子の検討—特に妊娠中毒症症例を中心として
横田 佳代子
1
,
相沢 友規子
1
,
中辻 凉子
1
,
山崎 すみ江
1
,
大下 弓子
1
,
菅沼 美奈子
1
,
内山 和美
1
,
林 進
2
,
山田 順常
2
,
城戸 国利
2
1京都大学医学部附属助産婦学校
2京都大学医学部婦人科学産科学教室
pp.209-214
発行日 1975年4月25日
Published Date 1975/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204841
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1.はじめに
周産期死亡率は,母子衛生上の指標として重要であり,すでに多くの報告がなされ,その対策・処置などについても,種々の手段が講じられている。これらによりわが国の周産期死亡率は,昭和47年には19.1とこれまでになく低率を示したが,スウェーデン,デンマークなどにはまだおよぼない状態であり,いまだなお改善の余地があると考えられる。そこで私たちは,周産期死亡の原因について検討するとともに,今後の周産期死亡対策の有力な手がかりとしたく,この調査に取りくんだ。
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