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小児のvital signs—乳児・新生児期の呼吸・循環・体温を中心にして
小宮 弘毅
1
1神奈川県立こども医療センター・小児科
pp.80-88
発行日 1975年2月25日
Published Date 1975/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204814
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1.小児期の特徴
小児期は形態学的,機能的に成長,発達の著しい時期である。したがって,vital signsを考える場合にも発達段階を考慮することが必要である。小児期は次のごとくに分けられる。
新生児期:子宮内で母親にすべてを依存していた生活から子宮外での独立生活への適応の時期。この時期のものは妊娠中,分娩時の影響を強く受け,また,呼吸,循環,体温調節などに関しても適応障害による異常が多くみられる。
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