特集 母性と保健指導と
分娩子癇の遭遇から妊産婦保健管理の一考察
菊池 しな
1
,
井坂 幸
1
,
柴田 芳枝
1
1国立水戸病院産婦人科病棟
pp.29-31
発行日 1974年1月25日
Published Date 1974/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204635
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1.はじめに
妊娠中毒症は妊娠初期から定期検診・保健指導を行なうことによって,予防と早期発見・治療が可能な疾患である。したがって,中毒症の頻度をみることによって妊産婦管理の程度を知ることができる。妊娠中毒症は女性の一生に対して影響を与えるばかりでなく,児に対しても大きな影響をおよぼし,母児双方の予後に対して保健指導の占める役割はきわめて重大である。
今回分娩子痛に遭遇したので,その概要を報告し,妊産婦保健管理・母性保健について考察する。
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