特集 分娩時の異常をさぐる
分娩子癇を経験して
名古屋第一赤十字病院産科センター
pp.25-28
発行日 1973年12月25日
Published Date 1973/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204615
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1.はじめに
子癇は全分娩数の0.1〜1.0%の発生率といわれている。これは妊婦に対する適切な保健指導と後期妊娠中毒症の早期発見,早期治療によるところが大である。
ここに紹介する妊婦は,妊娠初期より定期診察を受け,妊娠後期より妊娠中毒症を合併し治療を加えていたが,入院後分娩子癇を併発しその後母児ともに経過は良好である。このケースの分娩介助を中心に述べてみたいと思う。
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