特集 全国助産婦学校学生研究論文集・1
継続事例研究の一例—勤労婦人の問題を中心として
滝代 美都子
1
1弘前大学医学部付属助産婦学校
pp.22-26
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204378
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I.はじめに
前期破水とは,陣痛発来前に何らかの原因により破水してしまう状態で,分娩経過において子宮内感染・分娩遷延・臍帯脱出・胎盤血行障害による胎児の切迫仮死など種々の危険を招く恐れがある。妊娠中,勤労婦人であることからも前早期破水の予防についての保健指導をしていたにもかかわらず,妊娠10か月(37週)に前期破水の疑いで入院した初産婦について,継続看護をする機会を得たので報告する。
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