特集 全国助産婦学校学生研究
—京都大学医学部付属助産婦学校—新生児呼吸の経日的推移
浅田 てる子
,
石田 扶佐子
,
岡 陽子
,
杉本 礼子
,
水流 康子
,
徳永 郁子
,
中村 勝代
,
平坂 喜美子
,
松尾 都
,
吉村 光子
pp.83-92
発行日 1969年6月1日
Published Date 1969/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203766
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はじめに
胎児は,母体内から外界に娩出された時,大きな生活現象の転換が強いられている.呼吸の開始は,それらのうち最も大きな変化ということができる.その時から始まる呼吸は,多少変動しながらもやがては安定した状態を示すようになる.
安定するに至る期間は,従来,生後3〜4日といわれているが,それがどのように変化し,かつ安定していくかを知ることは,興味深く,またその様相を知ることは,実際に新生児を看護するに当たって重要な問題である.
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