連載 キャンパス便り
助産婦学生のつぶやき—千葉大学医学部付属助産婦学校
第16回生一同
pp.57
発行日 1974年1月25日
Published Date 1974/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204643
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個性豊かな15人
さて,われらが千葉大学医学部付属助産婦学校は,学生数15名,専任教員2人,事務員1人という小世帯で家庭的な雰囲気が漂う。15名の出身地は,北は青森から南は広島まで,県内出身者は4名のみ,大半は東北勢で占められ,ちらほら方言も飛び出し,地方色豊かである。年齢はと言えば,20〜25歳まで,年齢差も何のその,一番年上が一番気が若い。若さと馬鹿さを取柄に,連日の実習,講義,社会勉強にと頑張っている。とりわけ持前の若さと美貌を誇るわれらが愛せし先生たちは,○歳の年齢差もものとせず,何かと言えば少ない余暇を利用して気乗りのしない私たちを,美術館,遊園地へと引っ張り出す。しかし,基礎実習,保健所実習,三交替実習,当直実習が始ってからは,スタッフの厳しい指導の下に,緊張の連続。疲れ過ぎて食事もそこそこに横になる毎日だが,それでも必死に頑張ってやっと4〜5例の分娩介助を終えた。
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