特集 全国助産婦学生研究
—九州大学医学部付属助産婦学校—九大病院産科における新生児生下時体重の分布
広瀬 美砂子
,
梅崎 寿々子
pp.83-86
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203401
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はじめに
年次的推移からみた戦後の日本における国民生活は,そのまま食生活水準の向上と衛生教育の著しい普及とを反映したものとして,妊婦の身体発育の向上に役立ち,ひいては胎児の発育にも影響をおよぼしているであろうことは,容易に想定されるところである.かかる見地から,いわゆる戦後約20年間にわたっての新生児生下時体重の状況を種々の観点より追及,検討してみることは,きわめて有意義かつ興味深いものと思われる.
そこでわれわれは日頃実習の中で取り扱う新生児生下時体重値と従来の値とのずれの有無についてこの際,九大病院産科における新生児生下時体重に関する統計の変遷を考えてみることにした.
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