特集 全国助産婦学校学生研究
—東京大学医学部付属助産婦学校—妊娠合併症の母児に及ぼす影響と保健指導について—妊娠中毒症を中心として
清水 珠香子
,
須田 勝子
,
高橋 ミサヲ
,
千野 一枝
pp.34-50
発行日 1969年6月1日
Published Date 1969/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203759
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
母性衛生の向上と共に妊産婦保健管理の体制が整いつっある現在,妊娠中毒症は減少傾向にあるとはいえ,未だに妊産婦死亡の第1位を示している.
幾多の研究にもかかわらず,原因不明であるこの妊娠中毒症がはたして,どんな影響を母児におよぼしているか,また医学の進歩に伴って妊娠,分娩可能となった内科的合併症についても同様にその実状を把握し,妊産婦のニードに即した,より良い妊産婦管理を行ないたく,この研究に取り組んだ.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.