研究・調査・報告
妊娠貧血の母児に与える影響—分娩を中心として
丸岡 恵子
1
,
能田 アサ子
1
,
浅野 水器子
1
,
三間 幸子
1
,
斉藤 玲子
1
,
富永 弘子
1
,
橋本 公子
1
,
吉成 幸子
1
,
船戸 豊子
1
,
佐野 寿代
1
,
宮城 善子
1
,
三宅 千代
1
,
永井 裕子
1
,
一宮 圭子
1
,
河野 文恵
1
,
渡辺 玲子
1
,
東条 信子
1
,
浜川 清恵
1
,
敦見 節子
1
,
高柳 真
1
1徳島大学医学部付属病院・分娩部
pp.378-382
発行日 1978年6月25日
Published Date 1978/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205393
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1.はじめに
女性は元来貧血傾向にあると言われ,妊娠による鉄需要量の増大と生理的水血症などにより,妊婦のHb値は月数の進行と共に低下し,妊娠7〜8か月頃に最も低くなり,妊娠末期にはやや上昇傾向を示すことは古くから知られた事実である。
また,妊娠貧血は,妊娠・分娩・産褥経過および新生児に種々の影響を与えると言われ,母子保健上重要な問題となっている。
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