研究報告
母体体格と新生児生下時体重の関係
池田 素子
1
,
浦口 郁子
1
,
太田 恵子
1
,
小川 裕子
1
,
大谷 千鶴子
1
,
大場 弘子
1
,
川崎 美智子
1
,
小林 歩
1
,
松崎 千鶴子
1
1京都大学医学部付属助産婦学校
pp.57-60
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203599
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はじめに
わが国における婦人の体格を衛生統計1)(表1)でみると,昭和31年以後,しだいに身長,体重の増加傾向を示している.私たち助産にたずさわるものには,妊婦の体位向上が胎児の体格にどのような影響をもたらすか,大いに興味をひかれる問題である.そこで私たちは,京大病院産科に入院分娠した症例につき,昭和20年と昭和42年との新生児の体格を比較し,更に,私たちが取り扱った分娩例の母体身長,体重,坐高,骨盤計測値などを新生児体重との関係について調査した.
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