新春特集 母性看護をどう考えるか
親切さと笑顔を失わず
小畑 英介
1
1浜田病院
pp.20-24
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203323
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
女性にとって"お産"ということがいかに重大なことであるかは今さらいうまでもない.のみならず,良き子孫を産み出すことは民族保持と繁栄の基礎であり,いわゆる人づくりの第一歩である.この重大な意義をもつお産を取り扱い,近代産科学の進歩とともに,より安全な方向に導くことは,われわれ産科医,助産婦に課せられた重大な使命である.その一端を担う母性看護がいかに大切な事柄であるかは,改めて論義するまでもないことである.
「母性看護をどう考えるか」などと改って問われるのがむしろ不可解であり,その回答は以上の一言に尽きる.
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.