対症看護講座 精神神経症状
意識障害
街風 喜雄
1
1関東逓信病院産婦人科
pp.16-18
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203220
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産科領域で意識が正常でない場合,例えば①子癇,②妊娠と合併した尿毒症,脳溢血,髄膜炎,脳腫瘍,癲癇,諸種中毒など,③重症の悪阻あるいは急性黄色肝萎縮症,④全身麻酔などの場合の看護はきわめて重要である.それは患者自身が苦痛や異常を訴えることができないばかりか,多くは重症であって,その看護が科学的でしかも心のこもったものかどうかで患者の予後が大きく左右されるからである.
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