研究
高年初産婦の臨床統計的観察
斎藤 法子
1
,
高橋 美千代
1
,
竹田 栄子
1
,
成田 トヨ子
1
,
萩原 多恵子
1
,
藤森 美智子
1
,
山崎 寿美子
1
1東京大学医学部付属助産婦学校
pp.49-54
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203193
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はじめに
高年初産婦は妊娠分娩に際し種々の障害を伴いやすいといわれている.また最近は高年初産婦が増加の傾向にある.その原因をも含めて十分検討する必要があると思われる.もちろん高年初産婦のすべてに障害があるわけではなく,それが産科に占める割合もそれほば多くはない.しかし適切な産科処置,保健指導などによって妊娠分娩時の障害を少なくすることは可能であろう.そのためにもまずわれわれは高年初産婦への十分な認識を必要とする.そこでわれわれは東大産科における高年初産婦の統計的観察を行ない,考察を加えながら見ていくことにした.以下はその結果である.
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