北から南から
入院料も安い鹿児島高尾野町母子センター—助産婦と産婦人科医が協力
pp.27
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202984
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農山村でも自宅分娩は年々少なくなって"お産は病院で"といった傾向が目立っている.ここ鹿児島県出水郡高尾野町でも,施設分娩がふえ助産婦は患者が少なくて困っていたが,この4月,県下5つ目の母子健康センターとして開所した高尾野町母子健康センターは,助産婦と産婦人科医が協力する体制で,町立病院に隣接,廊下づたいに町立母子健康センターがつくられ,お産は助産婦がとりあげ入院させる新しい試みで町内在住者には入院料も安くし,町の人びとに喜ばれている.
同町では昨年210余人がお産をしているが,そのうち50余人が町外の病院でお産をしている.しかし病院でのお産は高くつくのがその悩み.そこで,町立母子健康センターがつくられることになり,460万円の予算をたて,この4月1日開所の運びとなった.
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