特集 助産婦たちのグループ・プラクティス
鹿児島中央助産院:県助産婦会が運営する共同助産院
小牧 敏子
1
1鹿児島中央助産院
pp.29-34
発行日 2000年1月25日
Published Date 2000/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902324
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長い歴史のある共同助産院
鹿児島中央助産院は,(社)鹿児島県助産婦会(現在の会員172人)が運営する共同助産院として1962(昭和37)年の新会館建設と同時に始まった長い歴史のある共同助産院である。
助産院開院にあたっては,当時の県助産婦会会長を中心に,約1,500名の会員が会費の他に毎月積立貯金を行なったり,また訪問指導料や物品販売益等を寄付しながら,第一次5か年計画,さらに第二次5か年計画と,10年間の準備段階を経て土地建物購入資金を確保した。その資金をもとに,助産院開設のための法的条件を整えた市有地と旧会館跡地を交換し,新たに県助産婦会館を西鹿児島駅近くに新築した。新会館は木造2階建で,1階は助産婦会館として使用し,助産院を2階に開設した。
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