特集 新生児外科
新生児外科の看護
桑原 レツ子
1
1日大病院特別乳児外科病室
pp.40-44
発行日 1962年9月1日
Published Date 1962/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202403
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近年,医学の急速な進歩に伴ないわが国でも小児,特に乳幼児に対する手術も,盛んに行なわれるようになつてまいりました.私共の病院におきましても昨年6月より,外科的治療を要する新生児・乳児のみを収容する病室を新設し(特別乳児外科病室と名附けています),専任の看護婦がこの部屋を担当しております.私共がこの特別乳児外科病室において数多くの患者の看護を経験致しまして感じましたことは,新生児の術前,術後の看護は緊急手術を要する疾患が多いということばかりでなく,いろいろな点において乳児の場合とは異なり,技術的にもむずかしい点が多々あります.ここで今回は私共の病院で行なつております小児外科看護法のうち特に新生児外科看護法を述べてみたいと思います.
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