誌上シンポジウム"新生児"・9 新生児の外科
<Discussion>新生児の外科
小林 隆
1
,
馬場一雄
2
,
森田 建
3
,
岩井 誠三
4
,
里吉 光子
5
1東京大学産婦人科
2日本大学小児科
3日本大学第一外科
4国立小児病院麻酔科
5順天堂大学麻酔科
pp.813-822
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203782
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新生児外科の特徴
司会 ありがとうございました。以上お三人の方から新生児外科の術前,術中,術後の要点をわかりやすくお話しいただき何よりでした。これからディスカッションをお願いします。私は専門外でうまく話を引き出せないおそれがありますので,皆さんお互いに活発にお願いします。
新生児外科は特に最近クローズアップされてきておりますね。しかし新生児の奇形とか救急的な外科疾患は昔からあつたが残念ながら手がつけられなかつたですね。それが医学の進歩で今日のような大きな恩恵が生じたのでしようが,それでも何か直接的に新生児外科を今日のようにあらしめたふんぎりといいますか,momentのようなものがあつたわけですか。たとえば色々なantibioticsができたために今までできなかつた手術が可能になつた,ということもその一つでしようね。
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