症例研究
子宮発育不全と子宮後屈を伴う働く婦人の正常分娩例〔2〕
吉田 ナホ
pp.36-40
発行日 1961年11月1日
Published Date 1961/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202228
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
3.産褥
(1)産褥経過および看護
産褥の保健指導は上の通り行ないましたが,とくに家庭にいて育児に専念できる人たちより,労働婦人の産褥指導はたいせつなので次のようなことに主点をおきました.
職業婦人は産後の離床が早く,且つ早期就業しやすく,そのための害が起こりやすいこと,また授乳が不規則になり母乳の分泌不足をきたし,ために乳児の発育を阻害することも考えられる.
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.